みなさん“ご苦労様です!”
ご存じの方のほうが多いと思いますが、
コンクリートを流し込むことを何というかご存じですか?
そうです!
「コンクリートを打つ」
「コンクリートを打ち込む」
「コンクリートを打設する」
などと言います。
なぜ“流し込む”のではなく“打つ”のでしょう。
その理由は、
昔、コンクリート製の構造物や建物がまだ少なかった頃は
生コン工場もなく、コンクリートは現場の職人さんや
専門業者の手によって現場で練られていました。
当然、今みたく機械はありませんから手練りです。
みなさんコンクリートを手で練ったことはありますか?
これがきつい!(;´Д`)
そして、今のようにバイブレーター(棒状の振動するヤツ)が無かった為、
竹の棒で生コンを突っ付いたり、木づちで型枠をたたいたりしていたのです。
それで、コンクリートを「打つ」というようになりました。
今ではバイブレーターという優れた機具が開発されて、
竹の棒に代わりましたが、呼称はコンクリートは「打つ」です。
流し込んだだけでは駄目です。
今では生コンクリート工場が出来て
そこから生コン車(荷台がグルグル回っている車)に練ったコンクリートの乗せて
現場まで運んできます。
低い場所ならそのまま生コン車から打設できますが
高い場所ならどうしましょう?
今では便利なものが出来てポンプ車というものがあるのです!
このポンプ車が高いところまで生コンクリートを運んでくれるのです。
便利ですね。
コンクリートは「生コンクリート」というくらいですから
生ものなんです。
丁寧に優しく扱わないと、品質のいいコンクリート構造物が打てないんですよ(笑)
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