<<<コンクリート打設について>>>
本日も昨日からの引き続きでコンクリートの話をしたいと思います。
昨日はどうやってコンクリートと打設するかというところを記載したのですが
本日は、コンクリートを打つときの注意ポイントです。
注意ポイントは・・・
・コンクリートの落下高さは1.5m以下で打設すること。
【解説】
・落下高さが高いと、材料分離を起こしコンクリートの強度や耐久性に影響を与えたり、ジャンカが発生しやすくなります。
・ジャンカはコンクリート強度をほとんど期待できず、外部からの水や空気が浸透しやすいため、鉄筋の腐食や凍結融解などを受け、構造物の致命的な欠陥となります。
◆良い例◆
◆悪い例◆
材料(主に重量のある粗骨材(俗に言う砕石)がバラバラになってしまう)
【ワンポイントアドバイス】
・打ち継ぎ目部の位置および打設順序は正しいか。
(打ち継ぎ目部はコンクリートが一体になっていないため得てして弱点となりやすいためです)
・配管が必要な場合は、鉄筋の上に直接配管しないこと。
(コンクリートを打設する際、ポンプ車からコンクリートを強い圧力で圧送するため、大きくふれるから鉄筋を痛める可能性があるため)
コンクリートはデリケートな生ものだから高いところから落としたり、バイブレーターを使って、横移動させないように気をつけてください。材料分離をして一様で高品質なコンクリートが打てません。
ところでコンクリートの寿命ですが、一般的には50年前後と言われてます。しかし、密実で高品質なコンクリートでメンテナンスをしっかりしてやれば、100年でも持つと言われています。
とくに一生の買い物として購入するマンションについては、気をつけなければいけません。いつかマンションを購入する際にはどんなところを気をつけなければいけないか、というところをまとめてみます。
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