今日は早起きして家族で「神様のカルテ」を鑑賞しに行きました。
ミーハー(古!)家族であるため、新しもの好きでかつ嫁と娘は大の嵐ファン!
ということで、すでに本日の話はできあがっていました
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夏目漱石を敬愛する毎日激務に耐えながら地方病院に勤務する医師。
彼と細君が住む御嶽荘の奇妙な住人たち。
彼の上司や患者と同僚。
劣悪な環境のなかで、その独特の口調から変人と呼ばれながらも、真剣に患者と向かいあう、主人公。
不器用な彼を支える才色兼備という言葉がピッタリな細君。
不器用な彼の言葉は、伝わりにくくとも、嘘はない。
うまくいかない日々と情けなさで見限ろうとした命であろうと、まだ夜明け前であり、
その情けなさででさえも前進であると送り出してくれる知己の暖かさ。
命を救うという職業にありながら、それでも看取らねばならない命がある。
べたな言い方ですが、人間の命・あるいは人生、
ひいては現代医療や先進医療のあり方までを考えされられる涙なくしては語れない一冊です。
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