私は一応土木技術者の端くれ
土木現場の施工チェックについて記載していこうと思っています。
今後継続してシリーズで記載して
将来的にはホームページに載せてみなさんに参考にしてもらえればと
思っています。
まずは基本的なところで【土工事】分野です。
土工事とは、大きな機械(重機)であるブルドーザーや
バックホウ(ユンボとかショベルカー)で土を掘ったり盛ったりする
工事のことです。
その土工事をする準備として
草木や根っこを除去しないと土と一緒に盛土できません。
(草木が土の中で腐って陥没等の原因になるためです。)
それを「伐開除根」といいます。
その伐開除根処理のポイントを記載します。
<<<伐開除根のポイント>>>
【チェックポイント】
・有用表土は土羽土とし、現場で処理できない木根は一般廃棄物として処分すること。
・伐開除根の範囲及び削り取りの程度を確認すること。
・伐開土の盛土は下部路体中央部に用いることとし、盛土高は1mまでとする。
【解説】
・木根を含む伐開除根土では木根が腐食し、盛土材としての強度が低下し、崩壊を招く。
・除根土(特に有機質土)は盛土中ではスポンジのようなもので長期的に固化せず、路床へのたわみ発生等の支障となる。
【ワンポイントアドバイス】
・削り取り程度
(1)草木、竹の主根、50cm未満の切り株等の除根及び表土(現地盤面より垂直に30cmが標準)の削り取り。
(2)径50cm以上の切り株の除根。
・盛土高さが3m以下の箇所は、盛土部の表土削り取りを行い盛土すること。
興味のある人、付き合って頂けますか?(^_^)/
.
コメントはこちら