◆はじめに◆
先日、所用で広島の某ホテルに泊まりました。
そのホテル、LANケーブルでのネット接続はあるものの無線には対応していないというネット環境でした。
MacBook Air持参だったのでパソコンは快適にネット接続はできたものの、残念ながらiPhoneに関しては3G接続。
参考ですがMacbook Airにはイーサネットポートがないために先日購入したApple USB Ethernetアダプターで有線LANに接続します。
こんなときにMacBook Airがルータの役割になればiPhoneでもWi-Fi環境で快適なネットサーフィンができるのにと思っていた矢先、なんと!MacBook Airは無線ルーターになるとの情報を得ることができたのです!
◆MacBook Airの無線ルーター化にチャレンジ◆
「システム環境設定」>「共有」の中に「インターネット共有」という項目があります。この「インターネット共有」機能を使えばLANケーブルでインターネットに接続されたMacを無線LANルーターとして利用することができます。
iPod TouchやiPad、Wi-Fi対応のゲーム機であるNINTENDO DSやPSPなど、単体ではネット接続できない機器から無線LANを使ってインターネットに接続することができるようになる超絶便利な機能です。また、自宅にあるWi-Fi対応のギャラクシーTABも合わせて試してみたいと思います。
最初に注意しておきたい点として、試行的に行う場合当該環境がWi-Fi環境であれば、予めタスクバーにある扇型のWi-Fiマークをクリックし、「Wi-Fiを切にする」を選択しておきます。
通常の有線LANであればこの限りではありません。
では早速やってみましょう。
(1)接続経路とポートを設定します。
システム環境設定>共有>インターネット共有を開きます。
「共有する接続経路」には今回は「USB Ethernet」を選択し、「相手のコンピュータが使用するポート」は「Wi-Fi」をチェックし、「Wi-Fiオプションボタン」をクリックします。
(2)「Wi-Fiオプションボタン」をクリックすると「ネットワーク名」と「セキュリティ」を確定します。ここでセキュリティについては、「なし」を選択すると誰でもインターネット共有が使用できるようになるので注意が必要です。よってセキュリティは「40・128ビットWEP」のどちらかを選択しましょう。
(3)「40・128ビットWEP」のどちらかを選択すると、パスワード設定が表示されます。40ビットなら5文字、128ビットならば13文字の半角英数字の組み合わせでパスワード設定してOKボタンをクリックします。
(4)インターネット共有機能を開始します
ここで左の列、下から2番目にある「インターネット共有」にチェックを入れると開始の確認メッセージが表示されるので「開始」ボタンをクリックします。
(5)これでインターネット共有が有効となります。タスクバーにあるWi-Fiマークの中に「↑」が表示されることでも確認できます。
(6)無線LAN機器を設定してみる(iPhone編)
まずはiPhone4Sを設定してみます。
「設定」>「Wi-Fi」から見てみると、「****’s MacBook Air」があります。
(6)無線LAN機器を設定してみる(Android編)
Wi-Fi接続対応のギャラクシーTABを設定してみます。
「無線ネットワーク」>「Wi-Fi設定」>「****’s MacBook Air」があるのでタップすると、パスワードを入力してOK!
次回からは、たとえ有線LANしかない場所でも、安心してWi-Fi機器を利用することができます。ここではMacBook Airをメインにご紹介させてもらいましたが、他のMacにおいても同様に無線ルーター化が可能です。
みなさんもよかったら試してみてください。
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